片付けをしても、気づけばすぐ散らかっている…。
これって、ママなら誰でも一度は経験がありますよね。
私は2児を育てながら在宅で働いていますが、以前は毎日のように
- リビングが一瞬でおもちゃだらけ
- テーブルの上が物であふれる
- 書類が積み重なっていく
- 片付けても“元の場所”が定まらずリバウンド
という「無限片付けループ」に陥っていました。
でもある日、気づいたんです。
家が散らかる理由は、“片付けが苦手だから”ではなく
“モノの定位置がないから”。
置き場所が決まっていなければ、家族はどこに戻せばいいか分かりません。
逆に定位置があれば、自然と片付く仕組みができます。
そこで私が取り入れたのが、
“定位置ゆる収納”という考え方。
完璧じゃなくていい。
家族が戻しやすくなる“ちょうどいい収納”が、本当に暮らしをラクにしてくれました。
家が散らかるのは“片付けが苦手”ではなく“モノの定位置があいまい”だから
どれだけ気合いを入れて片付けても、数時間後にはまたリビングが散らかっている――。これは決してあなたが片付け下手だから起こるわけではありません。私自身、長いあいだ「私って片付けの才能がないんだ…」と落ち込んでいました。しかし、原因はもっとシンプルで、もっと現実的なものでした。
それは “モノの定位置が決まっていないこと”。
たとえば、リモコンひとつとっても、定位置が曖昧だとテーブルの上、ソファの下、棚の上…と気づけばあちこちに散乱します。さらに家族それぞれが“どこに置くのが正解か分からない状態”のままだと、片付けは人任せになり、あなたばかりが気を張り続けることに。
実際に、家の中で散らかりやすい場面を少し思い返してみてください。
- 学用品をとりあえずキッチン横に積んでしまう
- おもちゃを分類しようとして途中で挫折する
- 郵便物を一旦ダイニングテーブルに置いて、そのまま定住させてしまう
- 「また片付けなきゃ…」という気持ちがどんどん重くなる
これらはすべて、決して怠けているわけではなく、
モノの住所がないことで片付けの行動が複雑化し、処理の優先順位がつけにくくなるから起こる現象です。
一方で、モノの“帰る場所”さえ決まっていれば、片付けは一気にラクになります。動作が少なく済むので疲れにくいし、家族も迷わず戻せるようになります。片付けが続けられる家というのは、決して几帳面な人が住む家ではなく、
“戻すハードルが低くなるよう設計されている家”なのです。
つまり、片付けの本質は 「きれいに見せること」ではなく「戻しやすくすること」。これができるだけで、片付けのストレスは劇的に減り、暮らしのリズムまで整っていきます。
2児ママが実践する“ゆるい定位置収納”の考え方
「定位置収納」と聞くと、几帳面で完璧な人が行うものだというイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、私が実践しているのはその真逆で、“ゆるくていい定位置収納”です。完璧ではなく、家族が無理なく続けられる仕組みをつくることを目的としています。
家庭にはそれぞれ独自の生活リズムがあります。子どもの年齢、帰宅後の動線、パパが仕事から帰ってくる時間、暮らし方、家の間取り…。これらに合わない収納ルールは、どれだけ美しくても続きません。だからこそ、収納は“見た目の正しさ”ではなく“暮らしにフィットするかどうか”が重要なのです。
ゆるい定位置収納の本質とは?
私が定位置収納に取り組む中で気づいたのは、「家族みんなが戻せる仕組みこそが最強」ということ。片付けがワンオペになってしまう家では、どれだけ努力しても散らかりやすいままです。しかし、家族が自然と動ける構造ができると、ママだけが頑張る必要がなくなります。
この考え方を実践するうえで意識しているのが次の3つのルールです。
- 戻す場所を極端にシンプルにすること
収納のステップが多いほど、片付けは続かなくなります。だからこそ、誰でも直感で戻せるほど単純な定位置をつくるのがポイントです。 - 収納には必ず“余白”を残すこと
パンパンに詰まった収納は、取り出しにくく、戻しにくく、結果的に散らかる元になります。余白は“片付けの逃げ場”であり、気持ちの余裕にもつながります。 - 家族の動線に合わせて定位置を変える柔軟さを持つこと
収納は一度決めたら終わりではありません。暮らしの変化に合わせてアップデートすることで、家が散らかりにくい状態を維持できます。
この3つのルールを意識するだけで、片付けが驚くほどラクになり、家の中に“戻すリズム”が自然と生まれます。家族が迷わず、あなた自身も無理をしない収納こそが、長く続く“ゆるい定位置収納”の魅力なのです。
散らかりにくい家になる定位置収納テクニック
ここからは、私が実際に家庭で取り入れて効果を感じている“散らかりにくい家をつくるための定位置収納テクニック”を、より具体的に、実践しやすい形で解説していきます。
定位置収納の魅力は、難しい道具や特別な収納家具がなくても、発想ひとつで家の散らかりにくさが大きく変わること。どんな家でも、どんな生活スタイルでも応用が効くテクニックばかりなので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
リビングは“3つの定位置”で管理する
リビングは家族全員が集まり、行動する時間も長いため、どうしても散らかりやすい場所です。特に子どものおもちゃ、リモコン、郵便物など、小さくて移動しやすいモノが多いことも散らかりの原因になります。
そこで私が実践しているのが、「3つの定位置だけを明確に決める」という方法。
- リモコン&小物トレー
テーブルの上が散らかる大きな理由は、手に取ってすぐに置いてしまうモノが頻繁に発生するからです。そこで、リモコン・ティッシュ・ヘアゴム・子どもの細かいおもちゃなど、“とりあえず置きがちなモノ”をすべて受け止めてくれるトレーを一つ用意します。これだけで視界がスッキリし、戻す習慣が自然に身につきます。 - 子どものおもちゃ箱
リビングに散らかりがちな最上位は、やはり子どものおもちゃ。とはいえ、種類別に細かく分けようとすると続かないため、私は「ざっくり箱」を導入しています。ひとつの箱に“投げ入れ式”で戻せる仕組みをつくることで、子どもが自分で片付けやすくなり、ママのストレスも減ります。 - 書類・郵便物の一時置きBOX
リビングに物が積もる大きな原因のひとつが紙類。とくに郵便物や学校のプリントは、処理前にあちこちに放置されがちです。そこで、一時的に入れておける「とりあえずBOX」をひとつ用意しておくと、テーブルの上が劇的に散らかりにくくなります。
この3つのスポットさえ整えておけば、リビング全体の乱れを7割ほど防げる感覚があります。「全部を管理しよう」とするより、“散らかる原因の中心を押さえる”ほうがずっと効果的なのです。
子どもの物は“触れる高さ×ざっくり箱”でOK
子どもの片付けで最も大切なのは、大人目線ではなく子ども目線で収納をつくること。どれだけ整った収納でも、子どもが手の届かない場所にあると自分で片付けられず、結局ママの負担になります。
ポイントは以下の3つです。
- 見えること: 表紙が見えるように絵本を並べると、子どもが自然に“元の場所”を認識できます。
- 触れること: 子どもの肩より低い位置に収納を置くと、取り出し・戻しのハードルが一気に下がります。
- 投げ入れで完了すること: おもちゃの収納は、種類分けを細かくしすぎないほうが続きます。ざっくりした箱に“ポイッと入れればOK”にしておくと、自立心も育ちます。
さらに、収納にはラベルを貼ると効果がアップします。文字が読めない年齢なら、絵やアイコンで表示してもOK。子ども自身が戻す場所を認識できるようになることで、片付けの自立が進み、リビングの散らかり方にも大きな変化が出ます。
紙類は“立てるだけファイルBOX”で散乱を防ぐ
紙類の散らかりは、家の景観だけでなく気持ちの乱れにもつながります。情報が多い時代だからこそ、“紙を管理する仕組み”があると生活のストレスがかなり軽減されます。
私が実践しているのは、「立てるだけ収納」。紙を平置きすると重なって見えなくなり、どんどん溜まっていきますが、ファイルBOXに立てて入れるだけで、分類・取り出し・処理の流れが格段にスムーズになります。
分類はシンプルにこの3つだけで十分です。
- “見る前”BOX: まだ目を通していないプリントや郵便物はこちらへ
- “保管”BOX: 取っておくべき書類をまとめて管理
- “捨てる前”BOX: 処分予定の紙類を一時的に保管
この方法にしてから、紙類の迷子がほぼゼロになりました。分類を増やしすぎず、動作を最小限にする仕組みをつくることが、紙類管理の成功ポイントです。
定位置を見直したら片付けが続くようになった実体験
定位置収納を取り入れてみて強く実感したのは、仕組みが整うと暮らしそのものが変わるということです。それまでの私は、「片付けても片付けても散らかる」「誰も戻してくれない」という状況に、日々無意識のストレスを感じていました。まるで家じゅうの散らかりが、自分の努力不足の象徴のように思えて、自己肯定感まで下がっていたのです。
しかし、思い切って“家族が戻しやすい収納”へ方向転換してみたところ、家の中の空気が本当に変わりました。具体的にはこんな変化がありました。
Before:片付けが終わらない毎日
- 片付けてもすぐ元通りに散らかる
- 子どもが「あれどこー?」と毎回呼びにくる
- パパも物の定位置が分からず適当に置いてしまう
- 結果、私だけ片付け担当になって疲弊
- 「どうせまた散らかるんだろうな…」とやる気も低下
この“無限片付けループ”は、気持ちにも時間にも大きな負担でした。
After:家族全員が自然と片付けに参加できる家へ
定位置を見直したことで、次のような嬉しい変化が起こりました。
- 子どもが自分で片付けられるようになる
- パパも迷わず戻せるようになり、協力率UP
- 「置き場所どこ?」の質問が激減
- 私の片付け負担が半分以下に
- 散らかるスピードが目に見えてゆっくりに
特に効果を感じたのが、家族の動線に合わせて定位置を作ったことです。帰宅後にバッグを置きがちな場所にバッグスポットを作ったり、子どもが宿題する場所に文房具を置いたり。家族が“自然に置く場所”に収納を寄せるだけで、片付けの流れが驚くほどスムーズになりました。
収納は“人を動かすための仕組み”ではなく、“人に合わせる仕組み”であるべきなのだと、心から感じた瞬間でした。
まとめ|片付けの近道は“きれいにしまう”より“戻しやすい収納”
片付けと聞くと、「きれいに並べる」「おしゃれに収納する」というイメージが強いかもしれません。しかし、収納の本当の目的はそこではありません。
目的は“散らかりにくい家を作ること”
いくら美しい収納でも、家族が戻しにくければ一瞬で散らかります。逆に、多少ざっくりでも“戻しやすい仕組み”があれば、自然と片付けが循環し、リバウンドしにくい家になります。
今日からできるのは、とてもシンプルなことです。
- 戻す場所を極端にシンプルにする: 迷わず戻せる収納は、最強の“散らからない仕組み”
- 収納は8割ルールで余白をつくる: 余白があるだけで、片付けのストレスが激減
- 家族の動線に合わせて定位置を変える: 暮らしにフィットした収納が一番長続きする
- “ざっくりでOK”の気持ちを持つ: 完璧を目指さないほうが、片付けはうまくいく
収納を整えることは、暮らしの負担を軽くし、心に余裕を取り戻すためのひとつの方法です。家中の収納を一気に変える必要はありません。まずはひとつ、小さな定位置を作るところから始めるだけで、あなたの家の空気が少しずつ変わり始めます。
ゆるい定位置収納なら、無理なく、散らかりにくく、家族みんなが暮らしやすい家がつくれます。


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